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最新!【コロナ禍】カナダ→日本への帰国の流れ

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パンデミック以降、国間の移動が厳しくなり、留学やワーキングホリデーに行く人も減っています。最近では日本人であっても「書類不備等で入国できなかった」というのも聞くまでもあります。

そこで今回は『2021年8月30日にカナダ(トロントピアソン空港)→日本(成田空港)』へ渡航した体験をもとに、帰国方法についてまとめます。

※自分自身の体験をまとめただけなので、確実に帰国できるかはご自身の責任でお願いします。

出国前準備

必要なもの

①航空券
②出国前72時間以内のPCR陰性証明書
③厚生労働省の質問回答QRコード
④日本政府指定のアプリ(MySOS・COCOA)のインストール

①航空券

この時期、航空券の値段は需要と供給に大きく左右されるので、安く買おうと思っている方は頻繁に確認しながら購入を決めるのをお勧めします。実際、今回はオリンピックにより金額が高騰していたので、約2週間待つと落ちついたので、急がず見極めるのが大切だと思います。

②出国前72時間以内のPCR陰性証明書

それに加えて日本へ渡航する際は、医師のサインの入った日本政府指定の専用フォーマットを記入してもらい必要があります。
現在、国によって入国の際の陰性証明方法は違います。日本へ入国する際には、日本政府指定の病院で鼻咽頭PCR検査(鼻の奥をグリグリされるタイプの検査)による陰性証明、加えて医師に日本専用フォーマットに直接記入してもらう必要があります。

トロントからの渡航で、PCR検査をされる方は下記のURLから予約できます。
『前日までに予約』→『当日約15分の検査』→『1-2日後の検査結果受け取り』の流れで進めることができます。金額は税込み約180ドルです。

Switch Health→https://www.switchhealth.ca/en/travel/

③日本の厚生労働省による質問回答QRコード

入国する際必要なもので、回答証明であるQRコードを出国時に確認されます。簡単なものなので出国検査前に回答し、QRコードをスクリーンショット等で保存しておきましょう。
保存しておくことで出国・入国の手続きをスムーズに進められます。

新型コロナウイルス感染症対策 質問票回答受付→https://arqs-qa.followup.mhlw.go.jp/#/

④日本政府指定のアプリ(MySOS・COCOA)のインストール

こちらは隔離中に保健所(?)と連絡をとるためのアプリです。4種類のアプリをインストールするように言われますが必要なのは『MySOS』『COCOA』のみです。機内でも案内が配られますがデータやWi-Fiがあるうちに終わらせておくといいと思います。

出国の流れ

出国審査(上記準備物の確認)

荷物預け入れ

手荷物検査

搭乗

出国審査以外、普段と違うところは何もありませんでした。必要な書類等を漏れなく準備していれば大丈夫です。しかし出国審査にかかる時間は人によって違うと思います。実際私は約10分で荷物預け入れまで終えることができましたが、少し前に帰国した友人には長くかかった人もいるので、審査官によるのではないかと思います。

機内準備物

配られるもの

①関税申告書
②滞在国・症状についての質問
③陰性証明書確認・アプリのインストール同意用紙

①関税申告書

いつもの関税申告書です。日本国内に何を持ち込むか正直に申告しましょう。

②滞在国と体調・接触確認のための質問用紙

これは提出しなかったし、誰にも見せなかった気がするけど…

③陰性証明書に関する同意と、指定されたアプリへの同意を求める用紙

医師から陰性証明書を取得したか、アプリをきちんとインストールし位置情報をオンにするか、もし機能する携帯電話がない場合政府から借りるか等の質問に「はい・いいえ」で答える用紙です。

 

機内の様子

ちなみに、「トロント→成田」の機内はガラガラでした。10-15%の座席率だったと思います。もちろん3列シートはすべて使えたし、私のシート周り2列には乗客は一人もいませんでした。

ガラガラの機内…

機内食は13時間で3食で、パスタ・サンドウィッチ・パスタ。もちろん感染症対策のため、元々一人ひとり分けられたものが配られ、飲みものもパックや缶のもの。カナダへ渡航した2020年10月は、食べ物は冷たいもの(冷製パスタやパン)でしたが、今回は暖かいパスタも出てきて、前に比べておいしかったです。

到着後・入国の流れ

1.必要書類の配布・記入

2種類の書類を渡されます。

隔離に関する契約書・滞在国に関する質問用紙を記入&サインします。

2.書類の確認

出国前・機内・到着後に用意した資料とパスポートをすべてまとめて持って、書類の確認へ進みます。提出するものや確認印を押してもらうものなどあるので、すべてスタッフの方へ渡しましょう。

3.唾液PCR検査

書類の確認を終えると、唾液によるPCR検査に進みます。一人ひとり仕切られたブースで唾液を容器に入れて提出します。検査前30分間には飲食禁止なので、到着10-15分前から気を付けてください。

4.インストールするアプリの説明を受ける

出国前にインストールしたアプリ(MySOS・COCOA)の使用方法の説明を受けます。
隔離期間中は毎日アプリを通して、隔離滞在先にいるか、体調に変化はないか、濃厚接触者はいないか等を報告する必要があります。

5.検査結果を待つ

また移動して唾液PCR検査の検査結果を待ちます。陰性結果が出れば速やかに入国審査に進むことができます。

ここでは約1時間半待ちました。唾液PCR検査では約1-2時間で結果が出ると言われています。私はこの待ち時間で隣のおばちゃんたち(お姉様方)と仲良くなり、楽しく過ごせました。

6.陰性結果の受け取り

パスポートに貼られた検査番号で結果の受け取りをします。無事陰性が確認されたら、赤い紙の陰性証明書を受け取ります。この陰性証明書がないと入国ゲートに向かうバスに乗れないので必ず受け取りましょう。

7.入国審査

バスに乗って入国ゲートに移動した後は、スーツケース等の預けた荷物を受け取り、入国手続き・検疫を行います。ここはコロナ禍以前と同じような流れです。入国スタンプも申告すればもらえます。

8.隔離

現在日本ではワクチンの有無にかかわらず、海外からの渡航者には入国日の翌日から14日間の自主隔離が義務付けられています。入国後の14日間は、公共交通機関を使っての移動が禁止されているので、自家用車で家族に迎えに来てもらうか、周辺のホテルでの隔離になります。入国審査の途中で提出する書類にも、隔離中の住所を書く必要があるので、帰国前に家族と話し合ったり、ホテルの予約を終わらせておきましょう。

また、隔離2日目からは毎日アプリによる体調報告・ビデオ電話があります。

まとめ

コロナ禍での日本への帰国方法についてまとめました。

飛行機が成田空港についてから入国審査を終えるまで約2時間半でした。個人差はあると思いますが、トロントピアソン空港からの帰国の場合乗客が少ないため、比較的早めに入国できると思います。反対にバンクーバーからの帰国の場合は少し乗客も多いので長くなるかもしれません。

実際出入国の際に不備があり、入国できなかったケースを周りでもちらほら聞きます。コロナ禍で流動的な時期だからこそ、自分でしっかり調べてから渡航に臨みましょう。こちらの記事がお役に立てば幸いです。

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