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【コロナ禍】トロントとバンクーバー比較!治安・コロナ予防対策

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留学・ワーホリ先として人気のあるカナダ。そんなカナダの二大都市である「トロント」「バンクーバー」どちらで留学生活を送るか迷う方も多いのではないでしょうか。また、現在のコロナ禍における町の様子は以前とどう変わったのかも知らない方も多いと思います。
そこで、コロナ禍のトロントとバンクーバの両都市で生活した経験から、自分なりに実際に感じた『トロントとバンクーバーの違い』をお伝えします!

治安

カナダは世界的に見ても治安の良い国とされており、日本からの留学先としても大変人気があります。実際、私自身もカナダへ来る前インターネットで治安を調べていると、コロナ前のカナダの状況だからか「とてもいい」「みんな優しい」というポジティブな意見ばかり。実際コロナ禍でのカナダの状況はどうなのでしょうか?

コロナ以前の状況を知らないので現在のカナダの様子しかわかりませんが、忖度なし、本音でお伝えします。

トロント

世界的に見て比較的治安が良いと言われているトロント。実際、親切な人が多く、多様性にも寛大。郊外は静かで治安も良いと感じます。特にパンデミック以前では、町での交流も多く、コミュニティもたくさん存在し、楽しい生活を送っていたという話を在住者に聞きました。

ですが、実際コロナ禍のトロントで暮らしてみると、ダウンタウン内、駅構内等で生活するホームレスも多く、実際何回か変な人の声を掛けられた身からするとそんなに治安がいいとは思えません。彼らにもそれぞれ理由があるのだとは思いますが、小さいころから日本で暮らしてきた人からすると少し怖く感じます。現在路上で生活している人はダウンタウンの全域(特に多い地域もある)にいて、Tim Hortonsのカップを持ってコインを要求したり、信号待ちに話しかけてきたりします。大抵 “Sorry” と言うと、執拗に話しかけてきたりすることはないのでそこまで警戒する必要はないですが、根負けしてお金を渡しても、ご飯や生活費になるのではなくマリファナやたばこになってしまうことが多いので、渡す必要はないかなと個人的に思います。たまにキマッてて叫びながら歩く人とかクレイジーな人もいるので気を付けてください。

また、トロント全域には地下鉄が張り巡らされており、冬は特にたくさんのホームレスが寝泊まりしています。地下鉄駅構内は昼でも薄暗く、始めの方は少し怖く感じる人も多いでしょう。しかし改札口にはいつも駅員がいるので困ったことがあれば助けを求められます。世界トップレベルで治安の良い日本から来る留学生にとってトロントのダウンタウンは、インターネットで得る情報と少し違うかもしれません。

一方、トロントで生活していて、とても親切な人にもたくさん出会いました。例えば、バスの乗り換えがわからなかったときや目的地がわからなかったとき、拙い英語で返品をお願いしたとき…。毎回優しく丁寧に教えてもらいました。トロントの人には何度助けてもらっことか、数え切れません。インターネットにあるように、「親切な人」が多く、「とってもいい街」。留学する人のほとんどが貴重な経験をしています。

バンクーバー

バンクーバーのダウンタウンは、頑張れば一日で歩いて回れるほど狭く、すぐに生活スペースは確保できます。○○が安い店、○○がおいしいレストラン…町に詳しくなるのにそれほど時間はかからないでしょう。治安はトロントに比べれば良く、町の見た目が綺麗です。特に郊外にはうっとりするような綺麗な外観の家が立ち並びます。

しかし、バンクーバーにもホームレスの多い地域はあり、一度頭から血を流しているホームレスを見かけたこともあります。また、昼と夜のバンクーバーダウンタウンの雰囲気は全く違っていて、夜はまるで化けの皮を剝いだように暗く怖い街になります。実際、夜10時頃にチャイナタウンに出歩いたときはかなり治安が悪く、ホームレスのたまり場になっていました。郊外の家へ帰る時は街灯が少なく、特に女性にとっては一人で歩くのは危ないかもしれません。明るいうちに帰ったり、遅くなった時はUberで帰る等、危なくないように注意して下さい。

トロントのダウンタウンは地下鉄が主な交通手段なので昼間でも薄暗いイメージがありますが、バンクーバーではハイウェイのスカイトレインという電車やバスが主な交通手段なので明るいイメージがあります。駅に光が入り明るいためか、バンクーバーの駅構内でホームレスを見かけたことはなく、移動に関してはバンクーバーの方が安心安全です。

コロナ対策

現在、トロント、バンクーバーの両都市では、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、店内での飲食が規制されており、新規感染者の減少を図っています。特に5月3日現在はトロントでは必要最低限以外のモノも購入できず、食料のみの販売になっています。同居以外との集会も禁止されており、本来の楽しい思い描くトロントではないでしょう。そんな中、コロナ禍のリアルなトロント、バンクーバーをお伝えします。

トロント

トロントでは店内で買い物できる人数が決められており、アジアンマーケットや人気のカフェ等では店の外の壁沿いに行列ができています。特に土日の行列はとても長く、スーパーに入るのに30-40分待ちは珍しくありません。店に入る前は各店の入り口に常設されているアルコールで手指を消毒してから入店します。店内には床に矢印(→)のシールが貼られており、対面ですれ違わないように通行方向が決められています。会計時には、セルフレジも普及し、店員との接触も最低限に抑えられています。セルフレジも客が使うたび、店員が消毒してくれていて、予防対策は徹底されています。

一部報道されている「マスク反対運動」。マスクをせずに店内に入ったり、着用するように言った人を罵るというようなことがあることを聞いたことをある人もいるかもしれませんが、実際トロントそのような状況を見たことがありません。公共交通機関を利用するとき、建物内に入るときは、ほとんどの人がマスク(鼻口を覆うもの)を着用しています。

現在トロントではパティオ(飲食店のテラス席)での食事も禁止されており、できることは限られていますが、公園や街中を散歩する人は多いです。カナダの人は外に出ることが好きな人が多いので、この暖かくなる季節には運動をしたり公園でのんびりする人も多いです。

トロント(オンタリオ州)の最新情報https://www.ontario.ca/page/government-ontario

バンクーバー

バンクーバーではトロントのような厳しい規制はありませんが、10人以上の集会や店内飲食は禁止されています。

バンクーバーでの買い物も基本的にはトロントと同じような対策がされています。店に入る前は各店の入り口に常設されているアルコールで手指を消毒してから入店します。店内には床に矢印(→)のシールが貼られており、対面ですれ違わないように通行方向が決められています。会計時には、セルフレジも普及し、店員との接触も最低限に抑えられています。セルフレジも客が使うたび、店員が消毒してくれていて、予防対策は徹底されています。さらに、バンクーバーでも電車やバスの交通機関内でのマスクの着用は義務付けられており、ほとんどの人が守っています。

バンクーバーは現在とてもいい天気で暖かく、晴れの日も多いです。公園にはピクニックや散歩する人が多く、街中でもショッピングやパティオでの食事を楽しむ人が多いです。特にバンクーバーは自然と町との融合が感じられる街なので、公園内や自然の中で時間を過ごす人も多いです。

バンクーバー(BC州)の最新情報https://www2.gov.bc.ca/gov/content/home

まとめ

現在カナダへ留学を考えている方、迷っている方、延期している方へ向けた、コロナ禍のトロント、バンクーバーの様子を紹介しました。「トロント・バンクーバーの現在のこんな様子が知りたい!」というのがあれば、Twitter、InstagramのDMでぜひご質問ください。わかる範囲でお答えします。

ワクチン接種計画が進み、これからカナダで一番楽しい季節の夏。これから状況がどう変化していくかわかりませんが、入国条件や隔離規制等、日々状況は変わっています。いつも以上に情報収集や現地の声を聞きながら留学準備を心掛けるようにしましょう。早く元の生活に戻るのを願うのみです…。

 

 

 

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