珍事件

カナダで体験した珍事件②

珍事件

HELLO!ゆいぴーです!

前回は実際カナダで体験した『珍事件①チャリ』をお伝えしましたが、今回も引き続き、『珍事件②奇妙な歯ブラシ』についてまとめました。この珍事件はある種の恐怖体験でした。ぜひ読んでみてください。

トロントのシェアハウス

トロントへ渡航し、1ヶ月半滞在していたホームステイを出てからバンクーバーへ引っ越しするまで、ずっとシェアハウスに住んでいた。そこは女子専用の家で1階から3階まで、それぞれキッチンやバストイレ等を2∼3人でシェア。多国籍な家で、私は1階部分でロシア出身と韓国出身の2人の女の子のルームメイトと暮らしていた。女子会でお酒を呑み交わしたり、カフェに行ったり、Sushiパーティーをしたり。離れた今でも連絡をとるくらいの大切な友人になった。

そんな中、韓国人のハウスメイトがコロナの影響もあって2021年2月、急に帰国。そして、空いた部屋にスペイン出身の女の子が入れ替わりで入居してきた。彼女はカレッジに通う学生で、2月にトロントへ渡航してきたらしい。一日の大半を部屋の中で過ごしていたようで、同じ家だけど頻繁に顔は合わせず、彼女のことは今でもあまり知らない。

事件当日

3月28日、私は友だちの家で遊んでいて、帰るとすでに日をまたいでしまっていた。疲れていたので、帰るとすぐに寝る準備に取り掛かった。シャワーを浴びて、着替えて部屋を片付けて…。一通り終わって歯磨きをしようと洗面所へ。歯ブラシを手に取った瞬間、時が止まったかのよう驚きで体に電撃が走った。

何と歯ブラシの絵の部分に赤い謎の物体がねっちょりとついていたのだ。

めちゃくちゃ怖かった。なんだろうと疑問を抱き、恐る恐る触ってみると油っぽい感触で、擦っても全然取れない。むしろ伸びているような感じ。

そして分かった。普段化粧をしない人間でもわかる。これはたぶん真っ赤な口紅だ。

これでも100回くらい擦った後。

彼女の生態

いま思い返してみると彼女は少し変だった。

そのシェアハウスでは自分のモノは自分で用意するのが決まり。例えば、調味料はもちろん、お皿やコップも各自で揃える。しかし彼女はお皿もコップも持っておらず、たまに私のお皿や調味料を使われているのを洗い物から見つけたことも一度や二度ではない。また、シャワールームに彼女のシャンプー等は置かれておらず、私がシャワーを浴びる前に濡れていたことがあったので使われているんだろうなあと思っていた。さらに、トイレでは私やロシア人ルームメイトのトイレットペーパーの減りが早すぎたのでこれも使われているんだろうなあと感じていた。

だけど、もう数週間で家を出るし、ロシア人ルームメイトとその話をするのも楽しかったのでまあいいかと許していた。女子はそういう話大好きだからね(笑)

シェアハウスの現実

だけど今回の歯ブラシの件は、自分にとってそんな悠長なこと言って済まされるようなことではなかった。私は少しだけ潔癖なところがあるので、本当は人に勝手にお皿を使われたりするのも嫌だったのを我慢していたところ。そんな性格プラス、誰でもいい気持ちはしないでだろう真っ赤な口紅のついた歯ブラシを見つけた私は、本当に気持ち悪くて現実を受け入れられなかった。

「歯ブラシ替えたらええだけやん」と思う人もいるかもしれないが、もしかしたら知らなかっただけで今までも歯ブラシ使われていたら…と考えると身震いが止まらなかった。むしろ知らない方が良かった。もし仮にも無断で使用するのなら、付いてしまったものはちゃんと綺麗に落としといてくれ。

もちろん、私自身彼女の仕業だと決めつけていたわけではないが、ロシア人ルームメイトに聞いても驚いていたし、ほかにそんなことする人はいなかった。また例のごとく、彼女の歯ブラシをそれまで洗面所で見たことなかったというのもあり、この結論にたどり着いた。だけどさすがに歯ブラシまで使われているとは誰が想像できるだろうか。

シェアハウスに住むと、「文化の違いや日本との生活様式の違いを体験できる」と謳う人や会社もあるが、どこの文化に他人の歯ブラシを使うことを常識とするものがある?

彼女に直接問いただそうかとも思ったけど、バンクーバーへの引っ越しも迫っており、もうあと1週間で出ていく身だし揉め事も嫌いなのでとりあえず何も言わなかった。それからは歯ブラシもトイレットペーパーも毎回自分の部屋で保管して、残りの1週間を過ごした。

それから約1ヵ月が経った今、ロシア人ルームメイトはトイレに行くとき毎回部屋からトイレットペーパーを持って行っているらしい。彼女も色々思うところがあるそうだ。これからのスペイン人の彼女の行動は神のみぞ知る。

まとめ

海外でシェアハウスを決める時、特に女性は同性専用の家ならば安心と思って探すことも多いと思います。だけど、今回の『歯ブラシ事件』からわかるように、変な人に性別なんかありません。男だから、女だから、ではなく、「変なことをする人が変な人」なのです。

この事件も、もう今となればネタにする程の笑い話ですが、これからシェアハウスに暮らすためのある種の教訓にもなりました(?)

皆さんも何か変な体験があればぜひ教えてください!まだまだカナダで体験した珍事件あるので続けてまとめようかなと思います。

See you soon!

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